2012年5月30日水曜日

印刷結果と同じサイズで画面に文字を表示するには

MacやWindowsで書類を作ったとき、実際にA4用紙に印刷するとどのような大きさの文字になるか確認したいことがよくある。 そして、アプリケーションのメニューに「100%表示」というコマンドが用意されていると、あまり詳しくない人は、これが実寸表示のことと考えてしまうのだが実際はそうではない

これは、OSやアプリケーションが接続されている液晶ディスプレイのドット数を認識することは可能でも実際のピクセルサイズ(色を表示できる点の大きさ)まで認識することができないためだ。 

Windowsマシンのモバイルノートなどはかなり小さい画面でドット数の多いものも存在する。 これらは普通のデスクトップPCよりも1つの点の大きさがかなり小さい。

ところが、Apple(Mac)の場合はちょっと状況が違う。 一社でソフトとハードをコントロールできるのでドットサイズを知ることができる。 (ただし、Mac miniやMac Proを除くモニタ一体型の機種のみ)

10.7Lionに標準で用意されているプレビュー.app(Preview.app)で「環境設定...」を開くと「イメージ」と「PDF」ペインの中に「100%スケールの定義」という項目が用意されている。 ここにある「画面上のサイズ=プリント出力上のサイズ」を選んでおけば、A4用紙用で作った書類はA4用紙のサイズでプレビュー.appで確認することができるようになる。 実際に液晶にA4用紙をあててみるとほぼ同じサイズとなっていることが確認できる。

1ポイント=1ピクセル」という項目は、1ポイントが一応1/72インチとなっているので、「1つの点の大きさが1/72インチ(約0.35mm)と考えて表示します」という意味になる。
(MacOSのシステムdpiが72dpiなので)

ちなみにこの「1ポイント=1ピクセル」というのがExcelなどにある「表示倍率100パーセント」というものだ。

じゃあ、Excelで液晶に実寸表示するには何倍で表示すればいいのか?ということになるので現行機種のデータを元に計算をしてみた。 

iMac(21インチ)・・・142倍
iMac(27インチ)・・・151倍
MacBook Pro(17インチ)・・・185倍
MacBook Pro(15インチBTO)・・・179倍
MacBook Pro(15インチ)・・・153倍
MacBook Pro(13インチ)・・・158倍
MacBook Air(13インチ)・・・177倍
MacBook Air(11インチ)・・・188倍

おまけで
PowerBookG4 Ti(15インチ)・・・141倍

誤差は多少あるが、これでほぼ実寸表示ができる。
ただし、印刷倍率が100パーセントのときのみ印刷結果が画面と同じになるということであり、Excelなどの「自動調節」機能で印刷倍率を変更してしまうと結果は違ってきてしまう

2012年5月26日土曜日

やっと8GBを搭載

Snow LeopardからLionにアップグレードしてから、標準搭載の4GBのまましばらく使っていたが、限界を感じはじめたので8GBにメモリを増やすことにした

SafariMailVectorWorks 2011FileMaker Pro 11あたりを起動するのだが、これではやはりメモリ不足に陥る。(他にも常駐するアプリはあるけど) アクティビティモニタでスワップ使用領域を確認しているとMacを再起動させずに使い続けているとすぐ3GBぐらいになってしまう。 こうなると、アプリを切り替えるだけで、5秒程度レインボーカーソルがクルクルまわるということが頻繁に発生してくる。

Amazon.comでメモリの価格をしばらくチェックしていたが、Mid2010のMacBook Pro用のものはDDR3 1066MHz PC3-8500が4GB2枚セットで4000円弱といったところだった。 それが、3200円程度にまで下がっていたので一気に買う気になり購入を決定。 現行のMac用の1333MHzよりも少し値段が高かったのになぜか値下がりしていた。 旧機種のメモリは時間とともに値上がりするのが普通なのでこの辺が底だろう。 これからMountain LionとかWindows8のOSのメジャーバージョンアップも控えているし買う人が増えたら値が上がってしまうし。

ということで、MacBook Proの割腹を買ってからはじめて行なった。 分解は簡単で精密ドライバーのプラスを用意するだけでOK。 分解の説明書はメニューバーのAppleメニューにある「このMacについて」の「詳しい情報」ボタンをクリックし、出てきたウインドウの「メモリ」の部分をクリックすれば右下に「メモリのアップグレードの手順」というところをクリックすることで確認できる。(Safari)が立ち上がってAppleのサイトが開かれる。(モデル名は、「詳しい情報」ウインドウの概要の部分で確認が可能)

このMid2010の分解で注意がいるところは、液晶のヒンジ側のネジが3本だけ長いところぐらいなもので特に難しいところはない。

分解すると案の定ホコリがたまっていたのでそっと掃除機で吸引。 ついでに写真を撮影してメモリを交換して完了した。

起動後の動作はというと、すこぶる快適になった。 SSDに交換も興味はあったが、まずはメモリの増量が基本。 SSDの値段が下がってきたので興味はあったが、予算を渋ると容量が小さくなるデメリットもでてくるし、何よりも昔とちがって驚くほどメモリの値段が安い。 (メインメモリが64MBや128MBの時代はいったいなんだったんだろう・・・その頃のHDDより容量がデカイ・・・。)

で、しばらく使ってみてメモリの使用状況を確認すると、確保中が4.5GBぐらい。 これなら余裕をもって使えそう。 でも、どうせMountain Lionにするまでの話なんだろうな・・・。

(追記:ながく使っていたら7GBぐらいまで確保中になった。 あったらあっただけメモリを使うようだ。 ただし、スワップ使用領域は40MBぐらいになっているので突っかかりは発生していない)

さて、こうなると家にもう1台あるCore2Duo時代のMac miniをどうするか・・・同じ規格のメモリなのでまた購入しておくべきか・・・。 んんん・・使用頻度は少ないし重量級のアプリは動かさないんだけどな〜。