ネットで調べると結構有名な?故障のようだ。
値段も値段だし、修理に費用をだすのもバカらしいくらい古い機種なので駄目元で分解してみることにしてみた。
修理手順と方法は事前にネット上のものを参考にさせてもらい、自分で行なった作業を記録として写真を撮ったので、ここに書き残しておく。
モノはこれ。 (画面がもやっているのは多分油膜)
まずは、液晶パネル部分を外す。 ネット上では柄付きフロスをアルミボディとパネルの隙間に差し込み引きはがす方法が紹介されていたが、やってみると簡単には離れなかったのでカッターナイフを利用してみた(いまさらキズは気にしない)
写真では変な持ち方をしているが、これは写真を撮るために左手だけで持っているため。
注意するのは必ず電源ボタン側から行なうこと(液晶のケーブル類は音量ボタン側にあるから)
それと、深くカッターの刃を差し込まないこと。 指の爪が引っかかる程度液晶パネルを引き離せれればいい。
爪を引っ掛けて広げるときはゆっくり行なうこと。 クッション性のある両面テープの糊が糸状に伸びれば、その糊の糸を切っていく感じで広げていく。
液晶パネルを開いた状態。 ケーブルは抜かなくても作業ができるが、とにかく断線に注意する。 そして、保護(補強?)パネルのネジを2個所精密ドライバー+で解く。
保護パネルを取り除くと、バッテリーが上部に見えている。 故障個所の電源ボタンを分解するためには、このバッテリーを取り除く必要がある。
精密ドライバーのマイナスを利用してゆっくり引き出す。 (バッテリー自体はコチコチに固いわけではない。) バッテリーの接続ケーブルの断線に注意する。
黒の両面テープ部分にあるネジ2本を解き、アルミボディ内側の黒い保護テープをめくって、電源ボタン下の基盤部品を引き出す。 もちろんケーブルの断線に注意。
これが引き出した電源ボタンの基盤。 本当はこの金属部分の中心に黒い直径0.5mm程度のものがないといけない。 それが取れてしまったことが故障の直接的な原因。
そして黒ポチを扱いやすくするために、セロハンテープの上にピンセットで貼り付ける。
セロハンテープをハサミで基盤部分と同じ程度のサイズに切って、セメダイン 超多用途接着剤スーパーXクリア P20ml AX-038 [HTRC3] という接着材を塗り基盤に接着する。
電源ボタン部内側のアルミボディ側に引っかかっていたゴムの部品を取り出す。
接着剤が固まったら、基盤にゴムの部品をかぶせる。
これで一応修理は終了。 後は元に戻していくだけ。
一応、修理してから一ヶ月以上は問題なく電源(スリープ)ボタンは動いているのでこれでよしとした。
0 件のコメント:
コメントを投稿