2011年9月28日水曜日

Mac miniの冷却ファンがブンブン回っていた訳

少し前の話だが、Mac mini Early 2009 の冷却ファンが暴走していて困っていた。
OSやアプリケーションの動作にも影響がでていて、インプットメソッドを切り替えるだけでもレインボーカーソルがクルクルまわるという状態だった。

こんな状態になった原因を先に書いてしまうと、本体の置き場が悪かったということだけだった。

同じようなことで悩んでいる人もいるかと思うので経緯を記録しておく。

うちのMac miniの場合、メモリの増設やHDDの入れ替えを行っていたので、よくネットや雑誌にあるような原因を想像していた。 例えば温度センサーが外れたり壊れたりしているのではないかとか、PMUのリセットをしたら治るのではないかとか・・・。

Apple Hardware Testで確認してみたが故障ではなかった。  PMUリセットを行っても状態は改善されなかった。

冷却ファンが全開で回るといっても、起動直後やスリープ解除後に1分程度してからだったこともあり何か高負荷がかかるような処理をしているのではないかとアクティビティモニタで確認してみたが、CPUは20%程度の使用率で特に異常はない。 iStat ProというDashboardウィジェットを入れてセンサーの温度を測ってみると、CPU部分の温度は50℃程度なのにヒートシンクは125℃にもなっている! とりあえず、USBなどの周辺機器を全てとりはずして動かしてみたがどうにもならない。 困り果てて、今まで置いていた場所から引きずり出して広い机の上でもう一度動かしてみる。

するとファンは静かなまま。  回転数も2300rpm程度・・・・・。

ここで置き場が悪かったと気がついた。 本体が小さいこともあり、思わず狭い場所に押し込みたくなるし、この程度周りにすき間があれば大丈夫だろうという思い込みもまずかったようだ。 置いていた場所はこのDVカメラが置いている場所。 この場所に手を突っ込んでも体感で熱いというほどでなないのだがどうもダメらしい。 となると、多段式の棚の場合は周りにスペースがあっても下からの熱で冷えた空気を本体に取りこめていないこともあると考えた方がよさそうだ。 例えば、液晶テレビなど電化製品の上の棚板は結構温もっていたりする。 小さいのに結構置き場を選ぶ製品かもしれない。

※ 最近のユニボディになったモデルは、光学ドライブまで廃止したために本体を触る必要性がほとんどなくなっている。 より奥まった狭い場所に置かれる(置きたくなる)製品になっていると思うが大丈夫なのだろうか・・・。

ということで、

「冷えた空気とり込めなかったためヒートシンクの温度を下げる事ができず、全力でファンを回していた。 さらに熱でCPUが壊れないようにするためにリミッターが働いて処理能力も落ちていた」 ということだった。

冬場に購入してセッティングした人なら同じような事で悩んでいる人もいるのではないだろうか。 上の写真のような場所に置いてからもう一度本体内の温度センサーの値を見てみると40〜50℃程度に納まるようになっていた。 めでたしめでたし。

あと、今はアクリルバーをコの字に接着した台を自作しているが、最初はレゴブロックでこんな感じの台を作ってみた。 これもホコリの吸引と冷却に効果があると思う。(多分)



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