FileMaker Pro 11の共有機能について調べてみた。
iOSのFileMaker Goでローカルネットワークホストから共有ファイルを利用する場合にも関係することなのでちゃんと理解しておこうと思う。
FileMaker Proを起動して、ファイルを開いていない状態でメニューバーのファイルを見てみる。
すると管理の部分がグレーアウトしている。
この管理の中には、
- データベース...
- セキュリティ...
- 値一覧...
- レイアウト...
- スクリプト...
- 外部データソース...
これらがグレーアウトしているということは、これらの項目が開いているファイルに属していて、FileMaker Proのアプリケーション単位で設定する項目ではないということだ。
(まあ、当たり前と言えば当たり前なのだが)
とりあえず、新規データベースでファイルを任意のディレクトリ(フォルダ)に作ってみる。
セキュリティを選択すると出てくるウインドウのアカウントには
デフォルトで「Admin」と「ゲスト」の項目が登録されている。(有効になっているのはAdminだけ)
「Admin」はアドミニストレーター(管理者)なのでアクセス権セットは[完全アクセス]が割り当てられている。
この管理ウインドウにあるAdminを選んだ状態で編集をクリックすると出てくるウインドウにはパスワードは空欄となっている。
このままの状態で「OK」を押し、セキュリティの管理ウインドウも「OK」を押して閉じようとすると、「完全アクセス権を持つ1つまたは複数のアカウントにパスワードが設定されていません。これはセキュリティ上危険です。これを許可しますか?」の警告ダイアログが出てくる。 ここで「許可」ボタンを押せば完全アクセスでのログインの確認ウインドウが開く。
ここにはデフォルトで用意されていた「Admin」をアカウントに入れ、パスワードは設定していなかったので空欄で「OK」ボタンを押す。 これで、とりあえずデフォルトの状態に戻ったということになる。
これはつまり、デフォルトの状態はパスワードを設定していないセキュリティ上危険な状態だったということだが、ネットワーク共有をオンにして現在開いているファイルにたいするファイルへのネットワークアクセスを「ユーザなし」以外にしないかぎりは問題ない。(まあ、それがデフォルトの状態なので・・・)
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