2016年10月3日月曜日

Googleスプレッドシートで光の屈折を計算してみる

必要にせまられて、高校物理でならったはずの光の屈折の計算が分からなかったので、ネットでしらべて、Googleスプレッドシートで計算できるようにしてみた。 しばらく触らなかったら、関数を忘れそうなのでメモとして残しておく。

使った関数は


  • SIN() ・・・・・・ラジアンで指定した角度のSINを返す
  • RADIANS() ・・・小数点以下の四捨五入
  • ASIN() ・・・・・値の逆SINをラジアンで返す
  • DEGREES() ・・・ラジアンから度に変換
後、必要なのは媒質の屈折率の値と調べたい入射光角

  • 媒質は水・・・屈折率1.333
  • 入射角・・・・10(度)
とした。

まず入射角のSINを求める。
式は =ROUND(SIN(RADIANS(C2)),3)

C2のセルに入射角が入っているので、ラジアンに変換してからSINの関数に入れる。 で、小数点以下のコントロールのためにROUND()関数で囲む(下三桁の3をつける)。


次に屈折角のSINを求めるために、
=ROUND(E2/B2,3)


で、その屈折角のSINを角度に戻すために、

ASIN()でラジアンに変換して、DEGREES()で度に変換する。

これで、屈折角が分かる。 こうやって、行で計算するようにしておけば、違う媒質や入射角の計算をしたくなっても同じスプレッドシートで計算できる。


あとは、スプレッドシートのフィルタ機能を利用して必要なデータ(この場合は行)だけを表示したり、並べ替えたりすればいい。


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